枚方市T様邸、本日地盤改良になります。。。。
- 2018/06/30
- 10:02
本日地盤改良になります。。。。先日の地盤調査の結果(図①)が以下のように、地盤が軟弱で、なんらかの補強工事が必要という検査結果となりましたので、地盤改良をする事になりました(図②)。。。。今回は24ヵ所を施工することになりました(図③)。。。。
図①

図②

図③

地盤改良には軟弱地盤が地表より2メートル以下で「表層改良」、2メートル以上5メートル以下程度「柱状改良」、6メートル以上にわたって軟弱地盤が続いている場合には鋼管杭を埋め込むなどの「杭打ち補強」などの処置がとられます、調査の結果『柱状改良』が採用されました、「柱状改良」とは、土の中に穴を掘って柱状に凝固剤を埋めてコンクリート状の柱を造ってしまう方法です。
そして地盤改良には湿式工法と乾式工法の2種類の柱状改良杭工法(地盤改良)があり、今回は乾式柱状改良杭工法を採用しました。
乾式柱状改良杭工法とは、アースオーガーなどで掘削した孔に、掘削した土砂とセメント系固化材を混合した土を埋戻し、オーガーの正転、逆転によて攪拌、締固めを行い、柱状の改良体を形成する工法です。
乾式柱状改良杭工法の施工手順は以下になります。。。。
セットしたスクリューオーガが 正転~正逆転~上げ降ろしを繰り返しながら、削孔、混合撹拌、建て込み、締め固めまでの全プロセスを行います。施工には水を一切使いません。

施工前の全景になります。。。。

まずは危険予知活動(KY活動)ですね。。。。
危険予知活動とはKY活動・KYKともいい、職場や作業現場で起こりうる災害を未然に防止するための活動です。まず、作業開始前に起こりうる災害を想定します。どうすれば災害を未然に防ぐのか、ベストな対策を立てるための想像をふくらませるのです。実務経験がある人ほど、豊富な経験で想像力を働かせることができるでしょう。そして、災害が起きないための防止対策を立てていきます。この一連の流れが危険予知活動なのです。
今回で言えば、①吊り荷の落下・・・合図の徹底で防ぐ。②オーガへの巻き込まれ・・・オペレーターの死角に入らない。③固化材料の飛散・・・シート等での養生。。。。。という感じになります。。。。

次はGL(グランドライン)を確認します。。。。GL(グランドライン)とはつまり地面の高さなのですが、この場合は設計GLとされ、建築計画に基づき切り盛りして工事完了後に設定する高さのことになります、
そして黒板には、このGLはBM(ベンチマーク)(赤線部分)より+100㍉になるという表示です。。。。
BM(ベンチマーク)とは、敷地や建物の高さの基準レベル点を指します。
BMは、施工時の基準レベルになるので、工事中でも撤去しないで動かないものをベンチマークとして用います、今回は側溝の天端がBMに設定してます。

これは配置確認になります、規定で境界から600㍉はとらないとならないからです。。。。
配置確認(偏芯175)西側境界より600平行 南側境界より600追い出し

配置確認(偏芯175) 西側境界より600平行 南側境界より600追い出し

配置確認(偏芯175) 西側境界より600平行 南側境界より600追い出し

青線マークの交差の箇所が、柱状改良のそれぞれの柱の芯(中心)部分になります。。。。。。芯出し後の全景になります。。。。

これが準備された材料は1㌧✖3袋になり、中身は固化材料(タフロックTL-3E)になります。。。。タフロックTL-3E

こちらが住宅地盤改良車 『GD-50A』オーガになります。。。。詳しくは・・・住宅地盤改良車GD50A

これは掘削作業で使用する後方超小旋回機『EX20u』というミニミニショベルになります。。。。後方超小旋回機『EX20u』

住宅地盤改良車 『GD-50A』オーガのロット検尺。。。ロッド全長L=4.0M ロッド先端Φ=0.5Mになります。。。。

検尺(ロッド全長)L=4.0M0点確認になります。。。。

検 尺・・・ロッド全長L=4.0M ロッド先端Φ=0.5M

PH値測定模様です。。。。なぜ地盤改良工事でPH値を測定する必要があるのか?
皆さんは、次のようなお話を耳にしたことはないでしょうか?
青いアジサイの花の中に一部分だけ赤い花が咲いていて、不思議に思われたご経験はないでしょうか?
なぜこのようなことが起こるのでしょうか? 答えは、土の中のpHにあります。
アジサイは、土壌のpH値によって、酸性なら青色に、アルカリ性なら赤色に変わるという特徴を持っているの
です。
話は変わりますが、この土壌のpH、地盤改良にも大いに関係があります。セメント系固化材を使用する改良で
は、酸性の強い(固化が難しいのはpH4以下)土壌では固まりにくいという弊害があるのです。ちなみにpH
値7が中性で7以下を酸性、7以上をアルカリ性になります。。。。

そして今回のPH値測定の結果は6.8phでしたので、問題ありませんでした。。。。。

オーガのスクリューをマーク芯にセット

オーガ削孔模様になります。。。。
No.1 実長L=1.75M 空堀L=0.25M 残尺L=2.00M (検尺L=4.00M)

No.4 実長L=1.75M 空堀L=0.25M 残尺L=2.00M (検尺L=4.00M)

No.6 実長L=1.88M 空堀L=0.12M 残尺L=2.00M (検尺L=4.00M)

No.7 実長L=1.88M 空堀L=0.12M 残尺L=2.00M (検尺L=4.00M)

No.11 実長L=1.75M 空堀L=0.25M 残尺L=2.00M (検尺L=4.00M)

No.12 実長L=1.75M 空堀L=0.25M 残尺L=2.00M (検尺L=4.00M)

No.13 実長L=1.88M 空堀L=0.12M 残尺L=2.00M(検尺L=4.00M)

No.13 鉛直(重り(錘)を糸で吊り下げたときの糸が示す方向、 すなわち、重力の方向。水平面に対して
垂直の方向。)確認

No.13 根固め タフロック10kg

No.13 混合撹拌状況、固化材散布1回目

No.13 混合撹拌状況、固化材散布2回目

No.13 混合撹拌状況、固化材散布3回目

No.13 攪拌確認 (25m/mふるい使用)

No.13 打設完了。。。。この一連の流れを24ヵ所繰り返します。。。。。

最後に24ヵ所の杭天端を仕上げます。。。
No.1 杭天端仕上げ Φ=500m/m GL-250

No.13 杭天端仕上げ状況

No.13 杭天端高確認 GL-120

No.13 杭天端仕上げ Φ=500m/m GL-120

No.24 杭天端仕上げ Φ=500m/m GL-250

No.24 現場混合土採取、供試体作製 Φ50×H100 3本

地盤改良工事施工完了しました。。。。。

道路の掃除も忘れません。。。。


今日も一日お疲れ様でした。。。。。m(_ _)m
図①

図②

図③

地盤改良には軟弱地盤が地表より2メートル以下で「表層改良」、2メートル以上5メートル以下程度「柱状改良」、6メートル以上にわたって軟弱地盤が続いている場合には鋼管杭を埋め込むなどの「杭打ち補強」などの処置がとられます、調査の結果『柱状改良』が採用されました、「柱状改良」とは、土の中に穴を掘って柱状に凝固剤を埋めてコンクリート状の柱を造ってしまう方法です。
そして地盤改良には湿式工法と乾式工法の2種類の柱状改良杭工法(地盤改良)があり、今回は乾式柱状改良杭工法を採用しました。
乾式柱状改良杭工法とは、アースオーガーなどで掘削した孔に、掘削した土砂とセメント系固化材を混合した土を埋戻し、オーガーの正転、逆転によて攪拌、締固めを行い、柱状の改良体を形成する工法です。
乾式柱状改良杭工法の施工手順は以下になります。。。。
セットしたスクリューオーガが 正転~正逆転~上げ降ろしを繰り返しながら、削孔、混合撹拌、建て込み、締め固めまでの全プロセスを行います。施工には水を一切使いません。

施工前の全景になります。。。。

まずは危険予知活動(KY活動)ですね。。。。
危険予知活動とはKY活動・KYKともいい、職場や作業現場で起こりうる災害を未然に防止するための活動です。まず、作業開始前に起こりうる災害を想定します。どうすれば災害を未然に防ぐのか、ベストな対策を立てるための想像をふくらませるのです。実務経験がある人ほど、豊富な経験で想像力を働かせることができるでしょう。そして、災害が起きないための防止対策を立てていきます。この一連の流れが危険予知活動なのです。
今回で言えば、①吊り荷の落下・・・合図の徹底で防ぐ。②オーガへの巻き込まれ・・・オペレーターの死角に入らない。③固化材料の飛散・・・シート等での養生。。。。。という感じになります。。。。

次はGL(グランドライン)を確認します。。。。GL(グランドライン)とはつまり地面の高さなのですが、この場合は設計GLとされ、建築計画に基づき切り盛りして工事完了後に設定する高さのことになります、
そして黒板には、このGLはBM(ベンチマーク)(赤線部分)より+100㍉になるという表示です。。。。
BM(ベンチマーク)とは、敷地や建物の高さの基準レベル点を指します。
BMは、施工時の基準レベルになるので、工事中でも撤去しないで動かないものをベンチマークとして用います、今回は側溝の天端がBMに設定してます。

これは配置確認になります、規定で境界から600㍉はとらないとならないからです。。。。
配置確認(偏芯175)西側境界より600平行 南側境界より600追い出し

配置確認(偏芯175) 西側境界より600平行 南側境界より600追い出し

配置確認(偏芯175) 西側境界より600平行 南側境界より600追い出し

青線マークの交差の箇所が、柱状改良のそれぞれの柱の芯(中心)部分になります。。。。。。芯出し後の全景になります。。。。

これが準備された材料は1㌧✖3袋になり、中身は固化材料(タフロックTL-3E)になります。。。。タフロックTL-3E

こちらが住宅地盤改良車 『GD-50A』オーガになります。。。。詳しくは・・・住宅地盤改良車GD50A

これは掘削作業で使用する後方超小旋回機『EX20u』というミニミニショベルになります。。。。後方超小旋回機『EX20u』

住宅地盤改良車 『GD-50A』オーガのロット検尺。。。ロッド全長L=4.0M ロッド先端Φ=0.5Mになります。。。。

検尺(ロッド全長)L=4.0M0点確認になります。。。。

検 尺・・・ロッド全長L=4.0M ロッド先端Φ=0.5M

PH値測定模様です。。。。なぜ地盤改良工事でPH値を測定する必要があるのか?
皆さんは、次のようなお話を耳にしたことはないでしょうか?
青いアジサイの花の中に一部分だけ赤い花が咲いていて、不思議に思われたご経験はないでしょうか?
なぜこのようなことが起こるのでしょうか? 答えは、土の中のpHにあります。
アジサイは、土壌のpH値によって、酸性なら青色に、アルカリ性なら赤色に変わるという特徴を持っているの
です。
話は変わりますが、この土壌のpH、地盤改良にも大いに関係があります。セメント系固化材を使用する改良で
は、酸性の強い(固化が難しいのはpH4以下)土壌では固まりにくいという弊害があるのです。ちなみにpH
値7が中性で7以下を酸性、7以上をアルカリ性になります。。。。

そして今回のPH値測定の結果は6.8phでしたので、問題ありませんでした。。。。。

オーガのスクリューをマーク芯にセット

オーガ削孔模様になります。。。。
No.1 実長L=1.75M 空堀L=0.25M 残尺L=2.00M (検尺L=4.00M)

No.4 実長L=1.75M 空堀L=0.25M 残尺L=2.00M (検尺L=4.00M)

No.6 実長L=1.88M 空堀L=0.12M 残尺L=2.00M (検尺L=4.00M)

No.7 実長L=1.88M 空堀L=0.12M 残尺L=2.00M (検尺L=4.00M)

No.11 実長L=1.75M 空堀L=0.25M 残尺L=2.00M (検尺L=4.00M)

No.12 実長L=1.75M 空堀L=0.25M 残尺L=2.00M (検尺L=4.00M)

No.13 実長L=1.88M 空堀L=0.12M 残尺L=2.00M(検尺L=4.00M)

No.13 鉛直(重り(錘)を糸で吊り下げたときの糸が示す方向、 すなわち、重力の方向。水平面に対して
垂直の方向。)確認

No.13 根固め タフロック10kg

No.13 混合撹拌状況、固化材散布1回目

No.13 混合撹拌状況、固化材散布2回目

No.13 混合撹拌状況、固化材散布3回目

No.13 攪拌確認 (25m/mふるい使用)

No.13 打設完了。。。。この一連の流れを24ヵ所繰り返します。。。。。

最後に24ヵ所の杭天端を仕上げます。。。
No.1 杭天端仕上げ Φ=500m/m GL-250

No.13 杭天端仕上げ状況

No.13 杭天端高確認 GL-120

No.13 杭天端仕上げ Φ=500m/m GL-120

No.24 杭天端仕上げ Φ=500m/m GL-250

No.24 現場混合土採取、供試体作製 Φ50×H100 3本

地盤改良工事施工完了しました。。。。。

道路の掃除も忘れません。。。。


今日も一日お疲れ様でした。。。。。m(_ _)m
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